北京大学図書館”大倉文庫”善本展を開催する(後半翻訳)


2012年北京大学図書館は校内外37名の専門家の研究者の建議のもと”大倉文庫”を購入することに決定しました。2012年6月より、朱強館長は関係業務スタッフに力の限りを尽くして担当するよう指示し、全力で買い戻し事業を押し進めました。北京大学党委書記朱善璐等大学の指導者の全面的な支援を得て、買い戻し事業が最終的には中央の関係部署の指導者の関心を集め、教育部の同意により財政部から書籍購入代金の50%を支出することとなり、書籍の購入費用の問題を解決したのでした。そして一年半後の2013年12月12日”大倉蔵書”は北京大学図書館に到着したのです。

これはこの百年余りの間、中国が初めて海外に残留する大量の我々自国の典籍の買い戻したものでした。

この度は”大倉蔵書”全931種28143冊を買い戻しました。その内宋刻逓修本は四部あり、歴代逓修本の源流の研究に於いて規範となるべき高い文物価値と文献価値を有するものであります。九部の元刻本も等しく書品が極めて佳い精刻精印本です。また155部の明刻本中、明嘉靖、隆慶及びその前後の刻本が絶対的多数を占めています。明活字本15部中金属活字本が14部に達し、また伝来本にはまれな大変希少な唐人文集が11部も含まれており、一度に大量の明活字本を購入することができました。これは今まで絶対にありえなかった事です。この他清順治から乾隆年間の刻本153部、清順治から乾隆年間の活字本(武英殿聚珍本)39部、清初銅活字本一部、鈔稿本111部、その内鮑鈔鮑校等名家の批校題跋本が多くを占めています。善本の数がこのように多く、”大倉文庫”に含まれる典籍が珍貴であると説明するだけでなく、北京大学図書館が購入したこれら典籍はその価格を超えた価値を持っていると言えるのであります。

今日の”大倉蔵書”は掲示整理を経て、”大倉文庫”という単独形式で北京大学図書館の善本収蔵庫にまとまって保存されています。”大倉文庫”は将来北京大学所蔵の各種文献と共に、教学と科学的研究の中で十分に学術の公器としての力を発揮することでしょう。北京大学図書館はこれからも積極的に整理開発作業を行い、その化身千万を以て、真に資源を共に享受し、嘉恵学林と為すでしょう。

 

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