北京大学図書館”大倉文庫”善本展を開催する(前半翻訳)


4月17日のブログでは唐突に北京大学のホームページを貼付けてしまい、長文の翻訳には気合いが必要なため、そのまま今日まで放置してしまい申し訳ございませんでした。以下私の訳文で読みにくい箇所多々あるとは存じますがどうぞご了承下さいませ。

5月3日午前10時『北京大学図書館収蔵”大倉文庫”善本展』が北京大学図書館展示会場で開催されました。日本側は大倉文化財団法人大倉集古館館長大倉義彦先生、大倉集古館事務局長渋谷文敏先生、現代中国藝術センター代表取締役當銘藤子女史が出席しました。中国側からは国家古籍整理出版計画グループメンバー、国家文物鑑定委員会委員傅熹年先生、全国古籍保護工作専門家委員会主任、国家文物鑑定委員会委員、国家図書館研究館員李致忠先生、全国古籍保護工作専門家委員会委員、中国科学院国家科学図書館研究館員羅琳先生、光明日報副総編集沈衛星先生、中華書局副総編集顧青先生、国家図書館副館長沈力先生、首都図書館館長倪暁健先生等が来賓として出席されました。北京大学常務副校長劉偉、中央文史館館長、北京大学教授袁行霈、全国高等院校古籍整理研究工作委員会主任、北京大学中文系教授安平秋、及び北京大学教授厳紹烫,白化文、程郁綴等北京大学図書館が”大倉蔵書”を購入することを支持協力した校内の指導者と専門家の学者達が来場しました。

開幕式は北京大学図書館館長朱強が司会を執り行い、劉偉、大倉義彦、袁行霈が祝辞を述べました。その後劉偉、袁行霈と渋谷文敏先生が共同で『北京大学図書館収蔵”大倉文庫”善本展』のテープカットを行いました。開幕式の終了後、百名余りの専門家の学者の方々、図書館界の一行とマスコミの記者が展覧会を参観しました。

20世紀初頭、日本を訪問した中国の蔵書家董康は資金の調達に迫られたため、日本の友人である大倉文化財団創始者大倉喜八郎先生に収蔵していた典籍の一部分を売却しました。月日は流れこれらの典籍は大倉文化財団大倉集古館で百年近く珍蔵されて来ました。この間、大倉文化財団はこれらの典籍を中核として絶え間なく収集を続け、次第に規模を成し、世に”大倉蔵書”と称せられるようになりました。これにより大倉集古館は中国典籍を多数収蔵する機関となったのです。

2005年大倉文化財団は民間に散逸した日本の文物を収集するため、18億円という価格で”大倉文庫”を譲渡することを決定しました。その条件はオークションに出品して分散させない事、中国国有の収蔵機関で永久にまとめて収蔵するということでした。2005年から2012年の間、国内の多くの収蔵機関、企業から個人に至まで次々と大倉文化財団集古館と収蔵に関わる商談を重ねて来ましたが、或は資金の問題、或は大倉の保管収蔵の要件を満足させる事が出来なかったため、いずれも収蔵の願いを実現出来ませんでした。

明日に続く、、、。

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